じんましん Urticaria

じんましん

じんましんとは、一生のうち約20%もの人が経験すると言われる疾患の一つで、女性の人が多くなりやすいと言われています。

一部分の皮膚が突然痒くなり同時に赤みも伴い皮膚が盛り上がることを言います。時間が経つと何もなかったように消え、また繰り返すこともあります。最初の症状が出てから1ヶ月以内のときは「急性じんましん」、それ以上長く続くものを「慢性じんましん」と呼びます。

 

原因

じんましんの原因としては、様々なものが考えられます。
よく知られているのは食べ物や植物、ストレスなどが挙げられます。
また、原因が分からず症状が突然出てしまう場合も多くあります。

じんましんの症状は、強い痒みを伴いぶつぶつや紅斑がみられることがあります。

症状の種類

食べ物アレルギー

食物アレルギーとは、特定の食べ物を体が異物と判断してしまい、症状が発症することを言います。
日本人に最も多い食物アレルギーは、鶏肉、牛乳、小麦が6割以上を占めています。(出典:「食物アレルギー診療ガイドライン2012」より引用)
発症する原因は人それぞれで、様々な食べ物が関係しています。
じんましんの症状が出てしてしまう原因の食べ物が分かっていたとしても、調理法によってアレルギー反応が出る人と出ない人がいることもあります。

植物アレルギー

植物アレルギーとは、ある植物に触れた時や食べた時に発症します。
その植物に含まれる物質が原因で体が拒否反応を起こし、異物と判断するので免疫作用が働き、痒みや赤み、皮膚にぶつぶつして盛り上がったものができたりすることがあります。

物理的な刺激

普段つけている時計のバンドや、下着のゴムの締め付け、入浴時などに痒みや赤みを伴う場合があります。
時計や下着の締め付けは、血管周辺にある肥満細胞が刺激を受けます。
そこから痒みの元となるヒスタミンという物質が放出されるため、じんましんとして発症することが多くあります。

 

治療

じんましんの治療法は、大きく分けて2つあります。

治療の種類

1. 原因を理解しそれを取り除くこと

まずは自分の体と向き合い、アレルギー反応を起こす原因を探ることから始まります。
じんましんの原因が食べ物や植物の場合は、その物を避けることが大切です。じんましんが発症する前に何を食べたのか、何に触れたのか、行動を振り返り原因を追求します。
そして今後、その原因の物を摂取、接触しないように気をつけて生活することでじんましんの改善が見られるでしょう。

2. 薬による治療

1つ目の治療方法を心がけながら、薬による治療で症状の改善が期待できます。
痒みの原因、ヒスタミンの働きを抑制する薬を飲むことで、痒みや赤み、皮膚の盛り上がりが軽減されるケースが多くあります。

抗ヒスタミン薬について

抗ヒスタミン薬は、大きく2つの種類に分けることができます。

①薬局で購入することができる薬と成分がほとんど同じであるもの

これは、副作用が出る可能性があります。
・主な副作用
・強い眠気
・口が渇く
・他の病気に影響があることもある

②副作用を大幅に軽減して開発された薬

1つ目に紹介した薬の場合、副作用により、合う合わないの声が多く寄せらたため、この薬の開発が進められていると言われています。

 

ご自身にあった薬を見つけることができた場合、その薬を継続的に飲むことが、症状改善にとても重要になってきます。薬の他にも、ストレスを溜めない、バランスのとれた食生活を送るなど、普段の生活から改善できることもあます。

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