しみ Skin spot

しみ

しみとは、何層も重なってできた皮膚の中のメラノサイトが、紫外線などの刺激から皮膚を守るために過剰にメラニンを生成してしまい、肌に残ってしまった状態のことをいいます。メラニンが蓄積されると地肌の色よりも濃く見えます。この部位をしみといいます。

 

原因

しみができる原因は、日々の生活で紫外線を浴びることや、加齢による新陳代謝の衰えやホルモンバランスの乱れ、外傷やにきび痕、強い摩擦など様々な原因があります。

しみができる原因

・紫外線
・肌への強い摩擦による刺激
・新陳代謝(ホルモンバランス)の乱れ
・ストレス
・睡眠不足や疲労
・加齢
・バランスの不規則な食生活

皮膚は何層も重なってできており、皮膚表面にある表皮の最下層に位置する基底層にメラノサイトがあります。このメラノサイトが紫外線やホルモンバランスの影響など様々な刺激を受けることにより、皮膚を守ろうと活性化しメラニン色素を生成します。

通常この生成されたメラニン色素は、新陳代謝(ターンオーバー)により新しく作られた細胞と一緒に皮膚表面に押し出され、垢とともに皮膚表面から自然に剥がれ落ちていきます。しかし、メラニン色素が過剰に生成されると、肌の外へ押し出されず残ってしまい、しみとなります。

しみができるということは、紫外線からお肌を守った証拠であり、お肌にずっとしみが残っていることは、お肌の新陳代謝(ターンオーバー)が崩れている証拠です。

 

症状

しみは、原因によって色素が薄茶色や濃褐色と違いがあり、大きく次の4つに分類されます。

しみの種類

日光黒子(にっこうこくし)

一般的に多くのしみが日光黒子です。このしみは、顔以外にも手、腕、背上など露出の多い箇所に症状が出やすいです。主な原因は日常生活の紫外線による刺激です。

雀卵斑(じゃくらんはん)

雀卵斑は一般的に「そばかす」のことを言います。数ミリの茶褐色の小さな斑点が頬や鼻の周りなどの紫外線の当たる箇所に点状に多発するしみです。そばかすは、より遺伝的な要素が強く、3歳ごろから症状が見られ、思春期になると更に目立つようになります。

炎症色素沈着(えんしょうしきそちんちゃく)

外傷、火傷、にきび、化粧品などの刺激による肌の炎症が治った後に生じる褐色のしみです。炎症色素沈着は時間とともに色素が薄くなることが多いです。

肝斑(かんぱん)

ほとんどが女性の顔に生じるしみであり、主な原因はホルモンバランスの乱れです。女性は妊娠・経口避妊薬などにより誘発しやすいです。肝斑の特徴は薄い褐色でやや大きく、顔の頬骨のあたりなどに、左右対称に浮き出てくるシミのようなもののことを指します。

 

治療

しみ対策にはいくつかの方法があります。しみ対策向けの化粧品やクリームを利用する、サプリメントを飲む、あるいはパックやピーリングを行うこと、などがあります。

レーザー治療

ご自身のケアでは消えないシミや、すばやくシミをどうにかしたいという方は、クリニックでのレーザー治療が人気です。

シミをすばやく薄くしたいときは、クリニックで専門の医師によるカウンセリングを受けたうえで、その方にあったレーザー治療を受けます。

レーザー治療の種類

・YAGレーザー
・Qスイッチルビーレーザー
 ・フォトRF
・フォトフェイシャル
・レーザートーニング
・炭酸ガスレーザー

また、レーザーでシミを消す場合は、必ず再生期間(ダウンタイム)が必要になるので、しみ治療が終わるまでに約3~6ヶ月かかります。

 

薬での治療

内服薬

クリニックで処方される内服薬でしみを薄くすることを目指す、という方法。よく用いられる内服薬で代表的なのは次の3つです。
・ビタミンC
・トラネキサム酸
・L₋システイン

外用薬

クリニックで処方される外用薬でしみを薄くすることを目指す、という方法。多くの方が、抵抗がない理由でこの外用薬を使用しています。よく用いられる外用薬で代表的なのは次の3つです。
・ハイドロキノン
・トレチノイン

 

シミを作らないための対策

紫外線の対策

しみの多くの原因が、紫外線が影響しています。そこで、紫外線対策で最適なものは日焼け止めクリームを日々塗ることです。日焼け止めクリームは、紫外線から肌を守り、成分が日焼けやコラーゲンの破壊を防いでくれます。日焼け止めクリーム以外にも、肌を出さないために帽子、サングラス、日傘も優秀なアイテムです。

正しいスキンケアを行う

肌の乾燥は、しみの生成を促す原因のひとつです。洗顔の際にゴシゴシ肌を洗うことは強い摩擦の刺激を与えるのでやめましょう。洗顔は、ぬるま湯で優しく洗うことが基本です。また、保湿ケアもしっかり行いましょう。

食事

シミ対策の食べ物では、ビタミンCが豊富に含まれている食材がオススメです。ビタミンCにはシミを消す作用があります。主に野菜、フルーツ、ナッツ類に多く含まれています。ビタミンCはこまめに摂取するようにしましょう。

規則正しい生活を送る

ストレスが原因のシミを無くすためには、しっかりと睡眠をとり、疲労を溜めずに身体を休めることが大切です。入浴やマッサージなど自分に合った方法で気持ちをリラックスさせることも良いでしょう。

© 2017 SBC湘南メディカル記念病院 All rights reserved.