口内炎 Mouth sores       

口内炎

口の中や周辺の粘膜が炎症を起こす症状が口内炎です。
ほとんどの口内炎が「アフタ性口内炎」です。

 

「口内炎は何科を受診する?」

口内炎は、「何科を受診していいのか?」という疑問を抱く方は多いのではないのでしょうか。

実は「皮膚科、歯科、口腔外科、内科、耳鼻科」などで診てもらうことができます。
ただし、どの病院でも口内炎治療を行なっているわけではありません。
受診の際は自前に電話などで確認をすると良いでしょう。

 

原因

口内炎ができる原因は、はっきりと解明はされていません。

大半の原因が、口腔内の粘膜が弱る、傷がつくことで、口腔内の細菌が繁殖しやすくなり、
炎症を起こすためと考えられています。 その他原因はさまざまあります。

 

栄養バランスの乱れ

偏った食生活などで、栄養バランスがくずれている状態です。
特に、ビタミン不足により、皮膚や粘膜に炎症が起こりやすくなります。

口腔内に起こる機械的刺激

口腔内に傷ができることで炎症を起こします。
口の中を誤って噛んで傷をつける、歯ブラシや矯正装置により傷ができることが多いです。

口腔内の乾燥

ストレスや薬の副作用などにより唾液の分泌が少なくなります。

疲れや睡眠不足

睡眠不足や不規則な生活、身体疲労などにより免疫力が低下することで、
口内炎が発症しやすくなります。規則正しい生活習慣が大切です。

口腔内の不衛生

口腔内には元々たくさんの細菌が生息しています。
清掃不良が起こることで 細菌が感染を起こし、粘膜が炎症しやすくなります。

 

症状

口内炎の症状はさまざまです。その種類は大きく4つに分けられます。

 

1. アフタ性口内炎

ほとんどの口内炎の症状がアフタ性口内炎です。

通常は1センチ未満の境がはっきりした小さな白い潰瘍ができ、その周りが赤く盛り上がります。一個できる場合や、複数一気にできることがあります。一般的に飲食などの接触刺激で強い痛みやしみる症状を伴います。通常1~2週間で自然に治ります。

2. カタル性口内炎

アフタ性口内炎と比べると、境界がはっきりしていなく赤くただれたようになります。

口腔内がざらざらして、ひりひりしますが痛みはほとんど感じません。しかし味覚が鈍くなり、慢性化することで口臭を生じることがあります。歯周病や義歯の不適合などによる口腔内の衛生状態が悪い時に起こりやすいとされています。

3. ウイルス性口内炎

ウイルス性口内炎は、ヘルペスウィルスによる感染で起こります。

口腔内に小さな水泡(水ぶくれ)の集まりができ、その水泡が破れることで口内炎ができます。口腔内だけでなく、唇や口周りにも発疹が見られます。そのほかの症状としては、発熱、食欲低下、リンパス節の腫れ、口臭があります。主に生後6ヶ月から3歳までの乳幼児に多く見られる口内炎です。

4. カンジタ性口内炎

口腔内に白い苔のようなものが付着します。

ガーゼなどで拭き取ることができますが、その下の粘膜は赤く炎症を起こします。ひりひりとした痛みがでます。 口腔内に常にいる常在菌の「カンジタ菌」というカビの一種により口内炎が引き起こされます。ステロイド剤や抗生剤の投与、免疫力の低下、糖尿病などにより常在菌のバランスが崩れることで、カンジダ菌が異常に増殖して口内炎を発症させます。

 

治療

口内炎は種類によっては自然に治りますが、痛い口内炎は一刻も早く治したいものです。

病院での口内炎治療は大きく3つあります。

投薬治療

一般的にステロイドが含まれている塗り薬を処方します。アフタゾンやケナログなどが多いです。患部に1日数回塗ることで痛みを緩和し、早く治すことができます。

高周波治療

人体に安全な高周波電流を使用して、患部の消毒・殺菌をすることで、自然治癒力を高める効果があります。

レーザー治療

レーザーを使用して、粘膜のタンパクを凝固させます。そうすることで傷口を閉じて自然治癒力を高めます。レーザー治療は消炎・鎮痛、殺菌、麻酔、止血等の多くの効果を得ることができます。レーザー治療は痛みを生じることもなく、ほとんどが1回の治療で効果を得ることができます。

 

予防

口内炎は一度できると美味しく食事ができません。そのため、事前の予防対策が大切です。

日常でできる予防対策

・バランスのとれた食生活

緑黄色野菜を意識的に多く摂取し、バランスのとれた食生活を心がけましょう。また、サプリメントなどでビタミンB2・B6・Cを積極的に補って、免疫力を高めることも良いでしょう。

・免疫力を上げる

ストレスや疲労を溜めないようにしっかり睡眠をとり、夜更かしや不規則な生活は避けましょう。

・口内環境を整える

常在菌の異常な増殖を避けるためにも、校区内は清潔を保ちましょう。毎食後に歯磨きやうがいを心がけましょう。また、口腔内の乾燥をさせないように、水やお茶で口の中を潤わせ、あめやガムなどで唾液を分泌させましょう。

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